後遺障害等級:第1級(1号~6号)認定

後遺障害1級

介護なしの後遺障害で後遺障害等級第1級は6種類に分類されており、両眼の失明や咀嚼能力および言語能力の喪失、そして手足を失うかその機能が失われた症状になる。

介護なしでも高度な後遺障害とされるのが第1級

交通事故の後遺障害等級で、介護の必要のないとされる等級は、第1級から第14級まで14段階あります。その中でも特に重く、労働能力損失率が100%とみなされるのが、第1級から第3級になります。

後遺障害等級の第1級は、主に視力や手足に重篤な障害が残った場合で、要介護のような寝たきり生活にはならなかったものの、やはり普通の社会生活を送るのは困難な後遺症です。

失明すれば後遺障害第1級1号

後遺障害第1級は、障害を負った部位によって1号から6号に分類されています。

後遺障害第1級の分類表

後遺障害第1級1号 両眼が失明したもの
後遺障害第1級2号 咀嚼及び言語の機能を廃したもの
後遺障害第1級3号 両上肢をひじ関節以上で失ったもの
後遺障害第1級4号 両上肢の用を全廃したもの
後遺障害第1級5号 両下肢をひざ関節以上で失ったもの
後遺障害第1級6号 両下肢の用を全廃したもの

等級はこれらを組み合わせて「第1級3号」などというわけです。第1級1号は文字通り事故によって両眼の視力が完全になくなった場合になります。具体的には眼球そのものを失ってしまったケースは当然該当しますが、他にも矯正視力で0.01未満の場合も第1級の1号となるわけです。矯正視力ではない、裸眼視力で0.01未満だと後遺障害の等級は下がります。

咀嚼障害と言語障害、両方後遺障害として残るのが第1級2号

次に第1級2号に相当する後遺障害は、食物を噛んで飲み下す咀嚼機能と、言葉を話す言語機能が事故によって失われてしまった場合です。原因は脳や神経系統であろうが、骨や筋肉の障害であろうが関係なく、実際に障害があれば認定されます。

咀嚼機能に関しては、スープのような流動食以外受け付けないほどの障害で、言語機能は子音の発音方法である

  • 口唇音
  • 歯舌音
  • 口蓋音
  • 咽頭音

これらの4つのうち、3つ以上発音できなかった場合、言語機能を廃したと認定されるわけです。第1級2号はこの二つの障害が両方ある場合で、どちらか片方の場合は第3級の2号になります。

両手足を失ったり、麻痺して動かなくなったら第1級3~6号

そして第1級の3号から6号は、手足に深刻な障害が残った場合です。第1級3号は両方の腕を根元、あるいは肘以上で失ったケースになり、第1級4号は両腕そのものは失われていなくても、肩から下が全く動かなかったり、事故前と比べて可動域が10%以内になってしまったケースになります。動かなくなった理由は麻痺でも硬直でも理由は問いません。

そして両足を根元、あるいは膝より上で失った場合は第1級5号となります。また腕と同じく足は失わなかったものの股や膝、さらに足関節全体が完全麻痺していたり、健康時に比べて可動範囲が10以下に制限されてしまったケースであれば、第1級6号になるわけです。

寝たきり

認定次第で等級は変わる?

交通事故問題に強い弁護士に相談しましょう

後遺障害等級の第1級は最も重いもので、自賠責保険の補償限度額も3,000万円と高額になります。ですから実際は保険会社は第1級の認定を渋る傾向にあるようです。しかし本当に失明したり、両手足を失うような重い後遺障害を負ってしまったら、3,000万円という保険料が高いか安いかは微妙でしょう。

このような後遺障害を負った場合、裁判まで争い弁護士基準で億単位の補償金を勝ち取ったケースもありますので、等級の認定や補償金に不満がある場合は、弁護士などの専門家に相談した方がいいでしょう。

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