自動車VS自動車【1】~交差点における過失割合~

交差点

自動車同士の交通事故で多いのはやはり交差点!

交通事故の自動車同士の交通事故で発生場所が最も多いとされているのは交差点での事故でしょう。道路が交差し、進行方向の違う車が同じエリアを通過するのですから、ちょっとした運転ミスやルール違反が、即事故に繋がる危険な場所が交差点です。

ですから交差点での事故は、過去に例のない状況というモノも滅多にないかわりに、様々な条件によって過失割合が設定されています。

交差点の事故で過失割合を分ける条件とは?

一言で「交差点」といっても、その種類は様々です。

過失割合を決める場合の条件
  • 信号の有無
  • 道幅(有線道路の有無)

もちろん自動車が停止していたか、走行中だったかとか、走行方向がどちらだったかといった、交差点以外で起きる事故の条件も関わってきます。

また運転していたドライバー自身の過失も過失割合を増減させる要因のひとつで、業界的には二つにわけており、同じ事故の状況でも過失割合が変わってくるわけです。

著しい過失 15km/h以上30km/h未満の速度違反。酒気帯び運転など
重過失 30km/h以上の速度違反。酒酔い運転、居眠り運転、無免許運転など

信号のある交差点での事故の過失割合

信号のある交差点で起きた交通事故の過失割合はわかりやすいでしょう。信号のある交差点で事故が起こるということは、基本的にはどちらかが信号を守っていなかったということです。事故の過失は進行方向の信号が青だった車の過失割合はゼロ%で、一方赤で交差点内に進入した方の過失割合が100%となります。

ただ交差している信号が青なのに交差点に突っ込んできて事故を起こすケースというのは、すでに突っ込んできた車のドライバーが重過失を犯している可能性も高いでしょう。ここまであからさまに事故責任のハッキリしている場合はむしろ稀だともいえます。

信号のある交差点でありがちな事故のパターンは、信号が変わる瞬間です。進行方向の信号が青から黄色に変わった車に、進行方向が赤だった車が突っ込んできて衝突した場合、信号が赤だったドライバーの過失割合は100%にはなりません。なぜなら信号の黄色の意味は「注意しながら進め」ではなく、「止まれ(ただし急停車が危険なら注意して進め)」なのです。

したがって信号が黄色だった側にも幾分かの責任が問われるわけで、このケースでの過失割合は信号が黄色だった方が20%、赤だった方が80%というパターンが基本になっています。

交差点の信号は事故を軽減するため、両方の信号がある瞬間があるのはご存知の通りです。交通量によって交差点の信号が両方赤になる時間は変わってきますが、およそ10秒弱(3~7秒)に設定されています。

この時間帯はすでに交差点内に進入してしまった車が安全に渡り切れるためのモノなのです。しかし気の短いドライバーが青に変わるのを見越して急発進したり、黄色から赤になったのを承知の上で交差点に進入したりして事故を起こしてしまうことがあります。

この場合はどちらの車も動いていますし、双方信号無視をしているわけですので過失割合はフィフティ・フィフティ、つまりどちらも50%の過失割合を負うことになるわけです。

信号のない交差点での事故の過失割合

信号のある交差点での事故の場合、信号機というわかりやすい判断基準があります。ですから過失割合もわかりやすいわけです(事故が発生したとき、信号の色が青だったか赤だったかわからないとややこしくなるが…)。しかし信号のない交差点での事故だと、過失割合は主に道幅と車の速度が影響します。

あきらかに道幅が違う交差点の場合、広い道を走っている自動車の方が優先されます。いわゆる「優先道路」という考え方です。こうした交差点で出会い頭の事故を起こした場合、広い道を走行していたドライバーの過失割合が30%、狭い道路から交差点に進入したドライバーの過失割合が70%というのが基本になります。

ただどんな条件でも過失割合が3:7とは限りません。前述した「著しい過失」や「重過失」も過失割合の増減要素になりますし、交差点の状況や自動車のスピードでも過失割合は変わってきます。

たとえばその交差点が見通しがよく、狭い道からきた車があきらかに広い道を走ってきた車より先に交差点内に進入した場合、広い道を走ってきた車が全く減速せずに交差点に入って事故をおこすと、広い道を走ってきた車のドライバーの過失割合は安全確認を怠ったという理由で、30%より大きくなります。

逆に狭い道を走ってきた車のドライバーが、減速もしないで交差点に進入した場合、過失割合は80%~90%に増加することもあるわけです。

では信号がない上に、道幅がほぼ同じ交差点で事故が起きたら過失割合はどうなるでしょう?

運転免許を取るとき、参考書には書いてあったはずなのですが、日本の道路は「左方優先」というルールになっています。つまり自分が運転席に座って、左側に見える車の方に優先権があるわけです。ということは交差点で出会い頭の事故に遭った場合、右側から突っ込んできた車が悪いということになります。

とはいえ、ほぼ同じ道幅で優先道路が標識などで示されていない交差点での過失割合は、「左方優先」のドライバーが40%、もう一方のドライバーが60%が基本です。どちらが先に交差点に進入したかとか、これまでに紹介してきた増減要素を加味すれば、過失割合はどちらが重くなるかはわかりません。

どちらかの車も走行している状態の事故で、一方のドライバーに重過失でもない限りゼロ:100といった過失割合になることはありませんが、事故回避のための安全運転をしていたか否かが、過失割合を決めていると言ってもいいでしょう。

過失割合はあくまで基準! 納得いかないなら弁護士に相談しよう!

書籍やネットで得られる過失割合は、過去の裁判の判例に基づくものです。したがって事故の当事者となってしまった場合、それとよく似た判例の過失割合を当てはめてみるわけですが、実際の事故と場所や状況が完全に一致しているわけではありません。

上記にあげた信号のケースにしても、もっと細かく見れば事故の直前に信号が「青」から「黄色」に変わった場合などもあわけです。また事故の発生状況も昼間と夜間では変わってくることもあります。自分が交通事故に巻き込まれてしまったとき、保険会社の示す過失割合に納得がいかない時には、弁護士などの専門家に相談したほうがいいでしょう。

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